5DMK2を仕事で使ってみました。
もちろん動画撮影です。
商品cutやシズルを撮影するには優秀なカメラですね。
ただ、動画としてオペレートするにあたって
従来の撮影現場でもやり方でやろうとすると、
それなりの機材費と各技術パートへの負担がかかります。
雑誌とかだと、現場作業の良い点しか書かれてなく、
直面する問題点に関してはスルーなので
今後のご参考までにざっとまとめますね。
1)まず監督の理解が必要。
ズームや動きの激しい撮影には無理が生じることを考慮してもらう。
広告撮影で手持ちはほとんど厳しいと思う。
大型のステディカムなら有りかな。
2)照明技師さんにも絶対的な理解が必要。
Rec中の映像はアナログ出力になるのですが
あくまでも簡易的な映像なので、細かい照明は
露出計で計測。これもフィルムカメラと同じ扱い。
3)絞り込むのは動画に関してはISO800でも影響はない印象。
(ISO1600以上はまだ試してないです。。。大丈夫そうですが。)
ただレンズの解放値で撮影したいときにISO100までしかないので
NDフィルターは必要。
4)5DMK2のモニターのつけっぱなしに関しては
熱問題も危惧したのですが、通常使用に関しては問題ありませんでした。
5)撮影した素材の1カットが、スキップして
データの読み取れないという事例が発生。
(使用したコンパクトフラッシュはRED-ONE純製のもの。)
OKカットはこまめにプレイバックして確認しておく。
またデータが大きくなりすぎると、データを移すのも時間がかかり
一苦労なのでこまめに入れ替える。
6)細かいトーン、タッチは後処理に頼る部分が大きいと思います。
現場でできることは、フィルターワークなど光学的な部分で。
7)動画で撮影したそのままの写真が撮れる!
RAW+2000万画素のjpgは大きいですね。
8)撮影中のオペレートは大きなモニターなどを使わないと
フォーカス確認など厳しいと思います。
特に被写界深度が浅いものを要求されるカメラなので
小さい液晶モニターなどでは難しいです。
9)撮影したmovをファイナルカット・プロ用に変換する作業が
かなり時間がかかります。
単純にmov→PRORES422に変換する際にデータが数倍に膨れ上がるからです。
これがそのままポスプロのインフェルノなどに使えるわけではなく、あくまで、FCP用の物です。
思いついただけでこんなものでしょうか。
上がりにつきましては、雑誌やメーカーサイトで取り上げている通りなので
割愛させていただきます。
難しく考えるとそれなりに機材と手間のかかるカメラです。
一方で、レンズとカメラだけで撮れてしまう極端なものでもあります。
実景なんて、ひとりでフラッと撮りに行けます。
上がりは個人的には満足度が高いです。
ざっと、こんなところでしょうか。
今後の皆様のご参考になればと思います。
>>>ちなみに私のところに入っている情報として。
5DMK2のMOVのタイムラインがあいまいなのかわからないのですが
同録で、音を別の機器で収録して
編集時に合わせると、段々リップシンクがずれていくという
事例が報告されています。
長回しのドラマや音楽物を撮影する時には
事前に確認が必要だと思います。
次はGH-1ですね。
この子(機)がまた面白いんだけど、仕事となると難しい。。。
ムラオカさんが検討中。(汗)
もちろん動画撮影です。
商品cutやシズルを撮影するには優秀なカメラですね。
ただ、動画としてオペレートするにあたって
従来の撮影現場でもやり方でやろうとすると、
それなりの機材費と各技術パートへの負担がかかります。
雑誌とかだと、現場作業の良い点しか書かれてなく、
直面する問題点に関してはスルーなので
今後のご参考までにざっとまとめますね。
1)まず監督の理解が必要。
ズームや動きの激しい撮影には無理が生じることを考慮してもらう。
広告撮影で手持ちはほとんど厳しいと思う。
大型のステディカムなら有りかな。
2)照明技師さんにも絶対的な理解が必要。
Rec中の映像はアナログ出力になるのですが
あくまでも簡易的な映像なので、細かい照明は
露出計で計測。これもフィルムカメラと同じ扱い。
3)絞り込むのは動画に関してはISO800でも影響はない印象。
(ISO1600以上はまだ試してないです。。。大丈夫そうですが。)
ただレンズの解放値で撮影したいときにISO100までしかないので
NDフィルターは必要。
4)5DMK2のモニターのつけっぱなしに関しては
熱問題も危惧したのですが、通常使用に関しては問題ありませんでした。
5)撮影した素材の1カットが、スキップして
データの読み取れないという事例が発生。
(使用したコンパクトフラッシュはRED-ONE純製のもの。)
OKカットはこまめにプレイバックして確認しておく。
またデータが大きくなりすぎると、データを移すのも時間がかかり
一苦労なのでこまめに入れ替える。
6)細かいトーン、タッチは後処理に頼る部分が大きいと思います。
現場でできることは、フィルターワークなど光学的な部分で。
7)動画で撮影したそのままの写真が撮れる!
RAW+2000万画素のjpgは大きいですね。
8)撮影中のオペレートは大きなモニターなどを使わないと
フォーカス確認など厳しいと思います。
特に被写界深度が浅いものを要求されるカメラなので
小さい液晶モニターなどでは難しいです。
9)撮影したmovをファイナルカット・プロ用に変換する作業が
かなり時間がかかります。
単純にmov→PRORES422に変換する際にデータが数倍に膨れ上がるからです。
これがそのままポスプロのインフェルノなどに使えるわけではなく、あくまで、FCP用の物です。
思いついただけでこんなものでしょうか。
上がりにつきましては、雑誌やメーカーサイトで取り上げている通りなので
割愛させていただきます。
難しく考えるとそれなりに機材と手間のかかるカメラです。
一方で、レンズとカメラだけで撮れてしまう極端なものでもあります。
実景なんて、ひとりでフラッと撮りに行けます。
上がりは個人的には満足度が高いです。
ざっと、こんなところでしょうか。
今後の皆様のご参考になればと思います。
>>>ちなみに私のところに入っている情報として。
5DMK2のMOVのタイムラインがあいまいなのかわからないのですが
同録で、音を別の機器で収録して
編集時に合わせると、段々リップシンクがずれていくという
事例が報告されています。
長回しのドラマや音楽物を撮影する時には
事前に確認が必要だと思います。
次はGH-1ですね。
この子(機)がまた面白いんだけど、仕事となると難しい。。。
ムラオカさんが検討中。(汗)
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